現役慶應生シニマルの色々ブログ

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【MLB球団紹介in2020】New York Mets ナ・リーグ東地区

<歴史>

1962年に創設された、ヤンキースとともにニューヨークにホームに置いている。初期は低迷するものの1968年にワールド制覇し、ミラクルメッツと称された。低迷するシーズンが多いものの時折躍進する年があり、リーグ優勝5回、ワールド制覇2回果たしている。直近では2015年にJ.デグロム、M.ハービー、42歳のB.コロンらの投手陣と、Y.セスペデス途中加入などもあり、同地区のナショナルズを下し地区優勝を果たし、リーグ優勝を成し遂げたがワールドシリーズでロイヤルズに敗れワールド制覇を逃す。

本拠地はシティ・フィールドでバックスクリーンには大きなリンゴの像がある。(ニューヨーク市の愛称「ビッグアップル」にちなんで )

ヤンキースとの対戦は両チームの本拠地が地下鉄でアクセス可能なため、サブウェイシリーズと呼ばれている。2000年にはワールドシリーズサブウェイシリーズが実現し、ヤンキースが4勝1敗でメッツを下した。

 

<昨シーズンと今シーズンの展望>

J.デグロム、N.シンダーガード、Z.ウィーラー、S.マッツの先発4本柱で望んだものの打線と噛み合わず勝ち星を重ねることができず88勝で3位に終わった。さらにトレードで獲得した抑えのE.ディアズとセカンドのR.カノが不調に終わったのもプレーオフ進出を逃した要因だ。打線では新人王のP.アロンソ、JDデービス、A.ロサリオらの若手が台頭し来季に向けて期待が持てる。M.ストローマン、M.ワカと先発層を更に厚くした今季は中継ぎの枚数不足と野手層の薄さが課題なので離脱を防ぐことと、トレードでの補強を上手く利用すればリーグ制覇も可能だろう。

 

<スタメン予想> 赤字は新加入

キャッチャー:W.ラモス

+強肩/−フリースインガー

3割を狙えるような打棒が魅力の正捕手。ただし出塁率は高くないためOPSは突出しているわけではない。守備に関しては強肩だが、年齢もあり年々劣化している。

 

ファースト:P.アロンソ

+パワー/−三振

53ホーマーで本塁打王という強烈なデビューを果たした、メッツの未来を担う若き大砲。ホームランダービーも制し、ジャッジの持つ新人本塁打記録も更新した。今季も活躍してスターへの道を突き進んでほしい。

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セカンド:R.カノ

+実績、リーダーシップ/−年齢による劣化

満を辞してメッツに加入したが、お荷物になりそうなベテラン名選手。昨季は節目となる2500安打を記録するが打率、本塁打、打点と全盛期には及ばない成績に終わった。日米野球で来日するものの西(阪神タイガース)からの死球で骨折をした。

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サード:J.マクニール

+高打率/−怪我明け

2018年に26歳でデビューした遅咲き三塁手。高打率を残せるアベレージヒッターだが、昨季は23本塁打とパワーも見せつけた。骨折した右手首の手術明けで迎えるのでそこが不安点か。

 

ショート:A.ロサリオ

+打撃/−盗塁、守備の精度

日米野球では岸(楽天イーグルス)からホームランを放った若手ショートストップ。身体能力の高さが売りで23歳ながら打撃では2割8分7厘、15本塁打をマーク。しかし精度面で失策の多さ、盗塁死が課題。

 

レフト:J.D.デービス

+打撃、肩/−内野守備

昨季アストロズから加入した大型野手。出場機会に恵まれ3割20本をクリアした。三塁守備に不安があるため、レフトでの起用が中心となるだろう。ダルビッシュ有(シカゴカブス)もYouTubeで高く評価していた。

https://youtu.be/neq8IngHvAQ

*5:40〜

 

センター:B.ニモ

+選球眼/−昨季の低迷

昨季はけがに泣き、低調な一年となった。四球を選べる選手で守備もうまいというわけではないがそつなくこなす。過去にはイタリア代表した経歴も。

 

ライト:M.コンフォート

+長打、出塁率/−耐久性

30本の大台をクリアした広角に打ち分けるパワーヒッター。ケガしがちな選手だが、2年連続規定打席に到達している。2013年に日米大学野球で来日したこともある。

 

<投手陣予想>

先発1:J.デグロム

+奪三振、コントロール/−援護

2年連続サイ・ヤング賞受賞の球界を代表するエース。150キロ後半のフォーシーム、150キロに迫る高速スライダー、チェンジアップを軸に三振の山を築く。2年連続サイ・ヤング賞にも関わらず勝利数は10勝、11勝と勝ち運にとことん恵まれていない不運な投手だ。今年はどれくらい勝ち星をマークできるか注目だ。

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先発2:N.シンダーガード

+豪速球/−耐久性

長髪をなびかせ、160キロを超える速球を投げ込む豪腕。昨季は前半戦に苦しみ4点台に終わったものの、二桁勝利を記録した。打撃でもプロ通算で6本のホームランを放っている。ニックネームはその見た目からマーベルの「Thor」。

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先発3:M.ストローマン

+ゲームメイキング、ゴロを打たせる/−隔年で不調、気性

2017年WBCの決勝戦で6回までノーヒットのピッチングを披露した先発右腕。173センチと小柄ながらツーシームで打たせたとるピッチングでゲームを作る。隔年でブランクを迎えるのが懸念か。

 

先発4:M.ワカ 

+チェンジアップ/−耐久性、被弾

昨季まではカージナルスでプレーしていたが、単年300万ドルでメッツに入団した。昨季は一発を浴びる場面が多く、思ったような成績を残せなかった。17勝を挙げた2015年のような投球を見せられれば先発の底上げにつながる。

 

リリーフ1:S.ルーゴ

+二種類の速球、コントロール/−登板過多

枚数不足の中継ぎ事情を支えるプエルトリコにルーツを持つリリーバー。四球も少なく、安定した投球で7,8回を抑える。2017年までは先発でプレーしており、2017年WBC勝戦でも先発をしたが惜しくも敗戦した。

 

リリーフ2:D.ベタンセス

+奪三振、/−怪我明け、制球力

ヤンキースではセットアッパーとしてシーズン100奪三振をマークしていたが、2019年はアキレス腱の部分断裂で1登板に終わった。無事復活を果たして、メッツの勝ちパターンのワンピースになれるのか注目だ。

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クローザー:E.ディアズ

+奪三振/−コントロール、被弾

R.カノとともに昨季メッツに加入した。守護神として期待されたものの、防御率5点台と大乱調。大きく期待を裏切るシーズンとなってしまった。雪辱を果たしたい今季は不用意なランナーを減らせるかがカギになる。