現役慶應生シニマルの色々ブログ

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【MLB球団紹介in2020】Tampa Bay Rays ア・リーグ東地区

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<歴史>

1995年の球団拡張により98年に創設された比較的新しいチーム。同時期に誕生し、ワールド制覇も果たしたダイアモンドバックスとは対照的に長らく低迷していたが、2008年にリーグ優勝を果たしワールドシリーズに進出した。その際岩村もチームに貢献している。その後はスモールマーケットながら2010年に地区優勝、2011年と13年、19年にはワイルドカードに進出している。ホーム球場であるトロピカーナフィールドはメジャー唯一の密閉式ドームで大谷はトロピカーナフィールドでサイクル安打を達成している。

 

<昨シーズンと今シーズンの展望>

昨季はサイ・ヤング賞受賞のB.スネルの不調があったものの、A.メドウズとT.グラスノーらのトレード加入組とFA加入のC.モートンの活躍とオープナーを駆使した戦略でワイルドカードではあるがポストシーズン進出を果たした。ALDSでアストロズに敗れたもたが、今季はH.レンフロや筒香といったパワーのある選手を補強しさらなる躍進をめざす。

 

<スタメン予想> *赤字は新加入

キャッチャー:M.ペレス

○打撃 /×実績小

捕手の層が薄いレイズにおいてM.ズニーノとポジション争いが想定される。守備で優れるズニーノに対して、ペレスは打撃の確実性でズニーノ優っている。しかしズニーノの復調やペレスの打撃不振があれば正捕手の座はズニーノに取って代わられるだろう。

 

ファースト:崔志萬(チェ・ジマン)

○打撃、四球を選べる /×スピード

韓国プロ野球を経由せず渡米をした韓国人野手。2015年オフにはルール・ファイブドラフト(日本でも導入が検討されている現役ドラフト) でヤンキースに、そして2016年オフにはDFA(事実上の戦力外)など紆余曲折がありレイズにたどり着いたが昨季は19本塁打と飛躍の一年となった。ポジション、プレースタイル共に筒香と共通するために筒香とのポジション争いが繰り広げられるだろう。

 

セカンド:B.ロウ

○新人ながらオールスター選出、打撃/×フリースインガー

昨春に6年2400万ドルの複数年契約を結んだ。新人ながらオールスターに選出されたが故障で惜しくも出場とはならず。フリースインガーだがパンチ力のある打撃が魅力だ。ちなみにロウという名字の選手がレイズにはN.ロウ、J.ロウと3人いてN.ロウとJ.ロウは兄弟だがB.ロウは兄弟ではない。

 

サード:筒香嘉智

○打撃、性格 /×守備、速球対応、メジャー実績なし

今季から海を渡ったハマの大砲。NPBでは本塁打と打率と出塁率を両立したバッティングでWBC日本代表としても活躍した。レイズではライバル競争が激しく、成績次第ではレギュラーの座を失う可能性も十分にありスタートダッシュが重要だ。

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ショート:W.アダメス

○強肩、長打/×コンタクト

強肩を生かした守備と20ホーマーを放ったパンチ力でショートの座を手にした、ドミニカ出身の24歳。将来的には30ホーマーを狙えるとの見立てがあるが昨シーズンは153三振を喫しており改善する必要がある。

 

レフト:H.レンフロー

○パワー、強肩/×ミート力

T.ファムとのトレードでパドレスから獲得したパワーモンスター。投手有利なペトコパークながら昨季は33ホーマーと、怪力ぶりは健在だ。ただ2割前半の打率は流石に低いのでもうすこしコンタクト力を上げたい。

 

センター:K.キアマイアー

○守備 /×怪我、打撃

アクロバティックかつ広い守備範囲でセンターを支配する'ジ・アウトロー'。ゴールデングラブ賞3度受賞しており、外野守備ナンバー1との評価も。ただプレースタイルゆえに怪我しがちなのはもったいない。

 

ライト:A.メドウズ

○走攻どちらも優れる、広角打法/×故障しがち、肩

昨季は33ホーマー、打率2割9分1厘にオールスター選出と大ブレイクの一年となった。C.アーチャーとのトレードでパイレーツに加わったがその時に後述のT.グラスノーと有望右腕のS.バズも加入しており、レイズの大儲けトレードとなった。マイナー時代はケガの苦しむ場面もあり耐久性に多少の懸念がある。

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DH:J.マルティネス

○アベレージ型 /×守備

先日カージナルスからトレードで加入した。遅咲き野手。ファースト、サード、外野と筒香に似たようなポジションを担当しており強力なライバルとなるはずだ。ヒットをコンスタントに出して率を3割に高い水準で維持できるのが魅力だ。

 

<投手陣予想>

先発1:C.モートン

奪三振、ゴロ/×年齢

2017年にアストロズに移籍してから14勝、15勝、16勝と勝ち星を重ねているベテラン右腕。高速シンカーを軸に三振とゴロで打ち取るピッチングで昨季はレイズの先発陣をけん引した。2016年までの故障癖と36歳という年齢が懸念か

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先発2:B.スネル

サイ・ヤング賞投手、緩急 /×ケガ明け

一昨年の防御率1点台、21勝という圧巻の成績から一転、昨季はケガの影響もあり不本意な一年となった。左腕から繰り出される150キロ超えの直球と緩急の効いたカーブで打者を翻弄する。今季は再ブレイクを果たせるか?

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先発3:T.グラスノー 

奪三振 /×故障、1年間ローテを守られるか

パイレーツでは速球とカーブのコンビネーションで期待を浴びながら制球の不安定から中継ぎに回っていたが、レイズに移籍が再び先発に戻ると昨季は12先発ながら防御率1.78と才能の片鱗を見せつけた。故障しがちなだけにどれくらいイニングを投げられるかに注目したい。

 

先発4:B.マッケイ

○二刀流、コントロール/×ランナーを許す、イニング数

MLBでも大谷と同様、二刀流を継続する2017年全体4位の有望株。投手としては150キロを超す直球にコントロールもよく来季は先発もしくはオープナー時の第二先発として起用されるだろう。打撃も四球を選べ、一発もあるパワーヒッターとして評価されている。

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リリーフ1:R.ヤーブロー

○第二先発、制球/×平凡な成績

レイズの新戦略オープナーで第二先発として抜擢され2年連続二桁勝利を収めている。しかし成績は防御率4点台付近と圧巻な成績ではない。それでも140イニング投げて四球20と難しい立ち回りで制球量を維持しているのは立派だ。

 

リリーフ2:D.カスティー

○オープナー時の先発、起用法が便利 /×ランナーを出す

昨季オープナーとして6先発、時には勝ちパターンも担当した便利な中継ぎ投手。シンカーなどの動くボールが持ち味だがwhip(1イニングあたりのランナーに出した数)が1.24と勝ちパターンにしては安定感に欠く。ランナーを減らして質の向上を目指していきたい。

 

クローザー:N.アンダーソン

奪三振/×遅咲き、投球イニング

シーズン途中からトレードで加入したリリーバー。昨季29歳でデビューした遅咲きだが、レイズ加入後は安定した投球で勝ちパターンも担った。イニング数を大きく上回る奪三振で相手チームを抑え込む。マイナーを含めると4年連続50イニング投げているため多少のケガの可能性がある。